山岸ラボYamagishi Lab

トップ / 読みもの / 観光で来る人

釧路地方に、観光で来る人は年に 719 万人。

山は 8 月と 9 月。外国からの人は 2 月。10 人のうち 8 人は日帰り。北海道と釧路市の調べから。

01一年に何人

2024 年度は 719 万人。コロナの前の 9 割近くまで戻った。

北海道の釧路総合振興局は、毎年、釧路管内の 8 つの市町村に観光で来た人の数をまとめています。観光地や施設ごとに数えた人数を足した数で、同じ人が二つの場所を回れば、二度数えられます。

2024 年度(令和 6 年度)は、719.1 万人でした。前の年度の 104.3%、コロナの前の 2019 年度の 88.1% です。

  • 北海道の外から来た人が 224.9 万人(31.3%)、道内の人が 494.2 万人。
  • 日帰りが 585.7 万人(81.4%)、泊まった人が 133.4 万人。
  • 泊まった数を延べで数えると、153.6 万人泊。

10 人のうち 8 人は、日帰りです。

02どの町に

釧路市が 6 割。弟子屈町、鶴居村、白糠町、厚岸町が続く。

市町村2024 年度(万人)全体に占める割合前の年度との比べ
釧路市455.863.4%109.0%
釧路町12.81.8%103.3%
厚岸町43.46.0%101.7%
浜中町30.34.2%78.7%
標茶町11.51.6%101.8%
弟子屈町75.510.5%107.0%
鶴居村45.96.4%105.7%
白糠町43.86.1%83.7%
釧路管内の合計719.1100.0%104.3%

白糠町は、前の年度の 83.7% でした。資料は、道の駅が移って新しくなるのに合わせて、もとの道の駅が 2 月の末で店を閉じたため、と説明しています。新しい道の駅のことは、「道の駅しらぬか恋問館」に書きました。

03どの月に

山は 8 月と 9 月。谷は 12 月と 1 月。

02550751004 月 46.8 万人4月5 月 59.2 万人5月6 月 63.2 万人6月7 月 74.9 万人7月8 月 93.0 万人8月9 月 93.7 万人9月93.710 月 66.8 万人10月11 月 46.9 万人11月12 月 33.4 万人12月33.41 月 34.3 万人1月2 月 65.5 万人2月3 月 41.4 万人3月万人
釧路管内に観光で来た人。2024 年度の月ごと。釧路総合振興局の調べから。

いちばん多いのは 9 月の 93.7 万人、いちばん少ないのは 12 月の 33.4 万人。2.8 倍の開きがあります。6 月から 9 月の 4 か月で、一年の 45.2% です。

2 月は、冬のなかで一つだけ高くなっています(65.5 万人)。次の節の、外国からの人の動きと重なります。

04外国からの人

外国からの人は、冬に来る。2 月がいちばん多い。

2024 年度に、釧路管内に泊まった外国からの人は、延べ 169,980 人泊でした。資料によると、1997 年度に数えはじめてから、最も多い数です。

012344 月 3,103 人泊4月5 月 11,194 人泊5月6 月 11,398 人泊6月7 月 16,248 人泊7月8 月 13,021 人泊8月9 月 10,778 人泊9月10 月 15,614 人泊10月11 月 6,216 人泊11月12 月 11,091 人泊12月1 月 21,240 人泊1月2 月 36,290 人泊2月3.6 万3 月 13,787 人泊3月万人泊
外国からの人の、延べの宿泊。2024 年度の月ごと。釧路総合振興局の調べから。

全体の山は夏ですが、外国からの人の山は冬です。2 月が 36,290 人泊で、一年の 21.3% を占めます。資料は、旧正月(春節)のころに、台湾や中国から来る人が増えた、と書いています。

国・地域延べの宿泊(人泊)割合
台湾70,04141.2%
中国30,60418.0%
香港13,2327.8%
シンガポール9,0555.3%
アメリカ6,4023.8%

泊まった町は、釧路市が 147,393 人泊、弟子屈町が 20,672 人泊、鶴居村が 1,284 人泊。この三つで、ほとんどを占めます。

05釧路市の、いちばん新しい数字

2025 年度は 445 万人。阿寒湖のある阿寒地区が 112 万人。

釧路市は、市の中を三つの地区に分けて数えています。2025 年度(令和 7 年度)は、次のとおりでした。

  • 市の合計 4,450,090 人(前の年度から 2.4% 減)。
  • 釧路地区 3,295,646 人。 阿寒地区 1,118,857 人。 音別地区 35,587 人。
  • 泊まった数の延べ 1,295,367 人泊。外国からの人は、延べ約 15 万 4 千人泊(前の年度から 4.8% 増)。

市は、道外から来る人が増えた理由に、道東自動車道の阿寒インターチェンジから釧路西インターチェンジまでが開通したことと、飛行機の利用が増えたことを挙げています。夏は、涼しさを求める観光と、スポーツの合宿で、泊まる人が増えました。一方で、冬は、自然災害による催しの縮小や、JR の運休が響いた、としています。

コロナの前の 2018 年度(5,301,821 人)と比べると、83.9% です。

06商売から見ると

日帰りの人は地図で探す。冬は、外国からの人が来る。

ここからは、私の考えです。

観光で来る人の 8 割は日帰りです。昼ごはん、みやげ、立ち寄りの湯、ガソリン。土地を知らない人が、車の中やその場で、スマホの地図を開いて探します。こういう店にとって先に効くのは、地図に出る時間と休みの日、写真、品書きです。ホームページは、その次です。

外国からの人は、冬に来ます。国の内わけでは、台湾が 4 割。冬に店を開けている飲食や体験の商売なら、中国語(台湾で使われる字)と英語の品書きを一枚用意するだけでも、選ばれる理由になります。

山と谷の差が 2.8 倍ある、ということは、ホームページや地図の手入れをする時期も決めやすい、ということです。12 月と 1 月の静かなうちに直しておけば、2 月の外国からの人と、夏の山に間に合います。月ごとの動きは、「釧路地方の、商売の暦」にまとめました。

ここまでで言えること
  • 釧路管内に観光で来た人は、2024 年度に 719.1 万人。日帰りが 81.4%。
  • 釧路市が 63.4%。弟子屈町、鶴居村、白糠町、厚岸町が続く。
  • 山は 8〜9 月、谷は 12〜1 月。差は 2.8 倍。
  • 外国からの人は延べ 169,980 人泊で、2 月がいちばん多い。台湾が 41.2%。

資料:北海道 釧路総合振興局「令和 6 年度 釧路管内観光入込客数調査」、釧路市「令和 7 年度 釧路市観光入込客数調査の結果(概要)」(2026 年 5 月 19 日)。このページの最終更新:2026 年 10 月 14 日。